《生産者について》
禁酒法時代だった1933年に「Sunnyhill Winery」としてスタートしたのがメリーヴェールの始まり。その歴史を紐解けば、現在のナパ・ヴァレーのワインブランドを築いてきたそうそうたる巨匠たちの名前が挙がります。
ロバート・モンダヴィ氏やピーター・モンダヴィ氏、ジェイソン・パルメイヤー氏などはここでキャリアをスタートして、その後自身のワイナリーで成功した人物です。ハーラン・エステートやボンドのビル・ハーラン氏はここのオーナーであった時代に、コンサルタントのミシェル・ロラン氏に出会っています。
現在はそういった巨匠たちの功績を、シュラッター家のルネ・シュラッター氏が確かに引継ぎ、プレミアムなナパワインのブランドとして成長を続けています。
《4つのブランド》
メリーヴェールはグレード別に4つのブランドを展開しています。メインストリームとなる「メリーヴェール・ヴィンヤーズ」、ブレンドワインに特化した「フォラード・キッド」、リーズナブルな価格帯の「スターモント」、そしてウルトラプレミアムワインを目指す「プロファイル・コレクション」です。
《このワインについて》
「その年のナパ・ヴァレーの最高のブドウで、ウルトラプレミアムワインを」というコンセプトでつくられるメリーヴェールのトップレンジ。
自社畑プロファイル・エステート・ヴィンヤードのブドウが使われます。
【2016年産 パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2019年10月の試飲]
深みのあるガーネット・パープルの色調で、カシス、ブラックチェリー、ボイセンベリーの大胆で温かみのある香りに、チョコミント、シダーチェスト、タバコ、下草、さらにはブラックオリーブの香りが加わって、グラスからはじける。フルボディの味わいは、レンガ造りの家のようにしっかりとした骨格を持ち、きめ細かなタンニンと大胆なフレッシュさがあり、最後はミントの刺激的な香りとともに非常に長く続く。素晴らしい出来栄えです。
[Lisa Perrotti-Brownによる試飲 飲み頃予想2020-2039年]
Profile Collection Red Wine Napa Valley Merryvale