《生産者について》
カンティーナ・ライナは「イタリアの最も美しい村」の一つとして知られるモンテファルコから東に約4kmの小さな集落の中にあります。
ブドウの栽培においてはビオディナミを実践。ブドウの過熟を避けて、しっかりと酸を残します。発酵には野生酵母を用い、亜硫酸の添加も最小限につとめています。
《このワインについて》
ステンレスタンクにて約1週間のスキンコンタクトののち、野生酵母で発酵。白ワインにおけるスキンコンタクトは、皮に含まれる風味成分を果汁に移す効果があり、珍しい手法ではありあmせんが、普通は数時間だけ行うもの。1週間というのは珍しい製法です。
トレッビアーノ・トスカーノという品種は、普通は手ごろなワインがつくられるそれほど特徴のないブドウです。それがこの製法により、皮由来のタンニンと複雑な風味をもった、個性豊かなワインに仕上がっているのが興味深いところです。
《テイスティングノート》
グレープフルーツやリンゴの香りに、オレンジワインのようなタンニンっぽさ。しかしステンレスタンク発酵・熟成ですので酸化のニュアンスは全くなく、フルーツ感もある素直な味わいです。
Cantina Raina La Peschiera di Pacino Bianco