《生産者について》
カリフォルニアのセントラルコースト、モントレー内のサンタ・ルチア・ハイランズ。その地で真っ先に名前が挙がるほど有名なピゾーニ。オーナーはゲイリー・ピゾーニ氏で、1982年の植樹に始まりカリスマ・グローワー(ブドウの供給者)として名前を馳せています。
私見ではピゾーニがつくるワインの特徴は風味の豪華さとタンニンのしなやかさ。ブルゴーニュ的なスマートな上品さではありません。14%前後の高めのアルコールにより味わいに厚みがありながら、しっかりとそれを酸味が支えています。濃いのにべたっとしていない。それは風味についてもいえるので、安くない値段ですがそれだけの満足があります。
《このワインについて》
グローワーとして有名なピゾーニ・ヴィンヤード。高品質ピノ・ノワールをつくる生産者なら誰しも憧れ、「この畑からワインをつくってみたい!」と思う。それがこのピゾーニ・エステートです。それを自らワインにして瓶詰するので「ピゾ・ピゾ」と呼ばれるこのボトル。元々の生産量の少なさと人気から、日本への割り当ては年々減っています。
特にピノ・ノワールの人気が高く、入荷すれば瞬く間に完売します。シャルドネの争奪戦はピノ・ノワールほどではないとはいえ、手に入るのは今しかないでしょう。
Pisoni Vineyard Chardonnay Santa Lucia Highlands