《ワイナリーについて》
『エバレー』はドイツ語でイノシシの意。オーナーのギャリー・エバレーは大学時代、アメフトのスタープレーヤーでした。いまだに猪突猛進でワイン造りに専念しています。若いワインメーカー、クリス・エバレーは、じつは親族でもなんでもなく赤の他人です。15年もの間、南アフリカ、ドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランドと世界のワイナリーで武者修行をして、エバレーワイナリーに落ち着きました。運命でしょう。
ギャリー・エバレーは、パソロブレスがまだワイン産地として確立されていない1970年台初めからワイン造りを始め、パソのパイオニアとして、土壌、ブドウ栽培の研究を現在まで続けています。彼はアメリカにおけるシラーのパイオニアとしても、アメリカで初めてシラー100%ワインで成功したワインメーカーとして歴史に名を刻んでいます。その後パソロブレスは、アメリカにおけるシラーの中心地として『ローヌ・レンジャー』活躍の場となっています。
《このワインについて》
毎ヴィンテージ、何が何でも美味しいです。その年のカベルネの出来の良い区画をセレクトし、最高の果実だけを使います。特に2016年ヴィンテージはワイナリーの38年の歴史の中でも最高の出来とのお墨付きです。
《テイスティングノート》
頑固一徹カベルネ100%で、やはり頑固なタンニンも感じます。しかしそこに懐かしさも感じられます。良いワインってこんな感じだったと思わせてくれる、ワインの道に迷いまた帰って来たくなる、そんなワインです。
Eberle Winery Cabernet Sauvignon