《テイスティングノート》
熟した柑橘類、マンダリンオレンジのようなアロマが豊かに広がります。パイナップルやヘーゼルナッツなどのニュアンスもあり、1000円台のワインとしてなかなか優秀な香りのボリュームと複雑さ。ソーヴィニヨン・ブラン主体ですが、この品種のイメージとは結構違うでしょう。口に含むと厚みがあってオイリーな口当たり。一口目から「あ!美味しい!」と感じるウケのいい味筋です。その理由は残糖。10g/Lと「辛口」というには少しだけ多い糖分が残っており、それがフレッシュな酸味と絶妙なバランスをとっていて、柔らかい味わいです。
《生産者について》
ドメーヌ・デ・フレール・ラフィットは15世紀からアマルニャックをつくってきた家系。ピレネー山脈の麓であるガスコーニュ地方にワイナリーがあります。
現在はクリストフとセバスチャンの兄弟が営んでいます。両親の代で18haだった畑を120haにまで急成長させたそうで、ワインの味に期待が持てます。
2人で自転車をこぐ特徴的なエチケットは兄弟を表しています。小柄ながら頭脳明晰な兄を前に乗るアヒルに。パワフルで機動力のある弟をガチョウにみたててデザインしているといいます。
Sauvignon&Gros Manseng Domaine Des Freres Laffitte