《テイスティングノート》
ピーチやメロン、リンゴなどの熟したフルーツのアロマに混ざり、ジャスミンやスイカズラのような花のニュアンス、そしてオーク樽に由来するヴァニラやココナッツのような香りがグラスから飛び出すように香ります。新樽もつかった熟成により、スタンダードのソーヴィニヨン・ブランとは全く別物です。
口に含めばしっかりと味わいの厚みを感じ、重量感を保ったまま長い余韻に続いていきます。いかにも「高級な白ワイン」の味!
樽熟成したソーヴィニヨン・ブラン+セミヨンのブレンドとしてはボルドーブランに珍しくないです。それと比較したときには果実味の明るさとアルコール度数からくるパワフルさが何段階も上。決して安くはないワインですが、飲めば十分にその価格に納得できます。
《生産者について》
ホーニッグ・ヴィンヤードが位置するのは、ナパ・ヴァレーの中心地ラザフォード。近くにはコッポラ、スタッグリン、スケアクロウ、フロッグス・リープ、ケイマスなど様々な有名生産者が名を連ねます。
オーナーのマイケル・ホーニッグはナパにおいてサスティナブル・ファーミングを実践するリーダー的な存在。栽培法のみならず、タンクの洗い方や電力などに関する規定を2009年に制定した際の中心人物です。その取り組みがワイナリーロゴの蜂に現れています。
環境保護に関する意識が非常に高く、2022年からはワインのキャップシールを廃止して資源の削減に取り組んでいます。
Honig Sauvignon Blanc Reserve Rutherford