《生産者について》
「こんなワインをつくりたいから、ここのブドウをこのように醸造する」
キャサリン・マーシャルのワインづくりはそのような明確な目的意識があります。しかし決して工業的なニュアンスのある味わいではなく、ワインはクリアな味わいながら手を加えすぎないもの。
ワイナリーはステレンボッシュにあるものの、ブドウの購入先は主に冷涼なエルギン地区であり、酸やミネラル感を大事にする上品な味筋です。
《このワインについて》
本人は「オールドスタイルを目指す」と言っていたこのワイン。その意図するところを詳しくは聞けていませんが、おそらくニュージーランドのマールボロで一時期流行った青草のような風味が強いスタイルではない。よりフルーツ感を全面に出したスタイルを目指しているのでしょう。
明るくフレッシュなライムや柑橘、パッションフルーツなどの香り。シュール・リーの効果と5%のオーク樽熟成で、適度なボディ感と滑らかさを持ちます。ロワールとマールボロのいいとこどりをしたような白ワインです。
Catherine Marshall Sauvignon Blanc