《このワインについて》
近年ブルゴーニュワインの平均価格はずいぶん上がりました。
スタンダードクラスにあたる「Bourgogne」広域クラスは、以前は2000円強からいろいろあったのに、今では3000円台後半まで上がったものも。3000円以下にもある程度ワインは見つかりますが、そのほとんどが購入するブドウでつくるネゴシアンものです。
このドメーヌ・デュ・ビシュロンがつくるピノ・ノワールは、この時代にも3000円でおつりが来る!お買い得感が非常に高いワインです。
安い理由はあります。「Bourgogne」といってもコート・ドールのものではなく、マコンのブドウをつかっています。コート・ドールのものよりは劣るとみなされますが、それにしても安い。より暖かい気候であることが、ワインの味わいにも現れています。
《テイスティングノート》
ラズベリーやブラックチェリーのようなアロマ。厳格さは全く感じない、ふっくらと優しい果実感です。ピノ・ノワールとして酸味はやや穏やかなものの、この品種らしい軽やかさと上品さは十分。あか抜けない素朴さがあり、飲んでいて落ち着く味わいです。
《生産者について》
ブルゴーニュ南部、マコンの街から車で北へ約30分。人口約600人のペロンヌ村にドメーヌ・デュ・ビシュロンはあります。4代続く家族経営のドメーヌです。農法は環境負荷軽減の取り組み(HVE)を行いっており、地元の人々やレストランでも高い評価を得ており、地域に根づき愛されているドメーヌです。
Bourgogne Pinot Noir Domaine du Bicheron