《生産者について》
サン・マルツァーノは1962年に19人のブドウ栽培農家が集まって設立。2000年ころからその名前を冠したワインをリリースし始め急成長。今では1200もの農家と契約し、南イタリアのいくつもの州にまたがってワインをつくるワイナリーです。
その成長の原動力は何と言ってもコストパフォーマンス。南イタリアの温暖で安定した気候を活かした、果実味に溢れるワインをリーズナブルに提供することで、「安くて濃くて旨いサン・マルツァーノ」というブランドを確立していったのです。
《このワインについて》
ワイナリーの50周年を記念して2012年にリリースされたのがこの「コレッツィオーネ チンクァンタ」イタリア語で「チンクァンタ=50」であり、ラベルには50年分の年号が書かれています。ブドウはプーリア州サレント地方の2台巨頭といえるプリミティーヴォとネグロアマーロを50:50で使用。ここでもチンクアンタです。
ワインに複雑味をもたらすべく複数のヴィンテージをブレンドしており、ヴィンテージ表記なし。その代わりに「+5」などがロット番号というわけです。
《テイスティングノート》
ブラックベリーやプルーンなどの果実味爆弾のようなワイン。新樽100%で熟成されているため、バニラや甘草などの甘い香りやクローヴなどのスパイスの香りも感じ、複雑味があります。口当たりはしっかり厚みがあり、余韻も長く続きます。
一口目から存分に存在感をアピールしてくれるワインなので、試飲会受けば抜群!輸入元さまに聞いた話では、百貨店などでの試飲販売で飲んでもらえば、たとえ小さなプラカップだとしても「おいしい!」と非常に売れ行きのいいワインだといいます。
Collezione Cinquanta 50 San Marzano