産地 | フランス > ボルドー > ポイヤック |
生産者 | シャトー・ポンテ・カネ |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン 68% 、 メルロー 20% 、 カベルネ・フラン 12% |
英字 | Chateau Pontet Canet |
飲み頃温度 | 15~18℃ |
おすすめ グラス | ボルドーグラス |
内容量 | 750ml |
JANコード | 0400000016399 |
輸入元 | JIS |
[ワインアドヴォケイト誌205号 2013年の試飲]
この素晴らしワインのブドウは9月の末から10月17日にかけて収穫された。カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー30%、残りがカベルネ・フランとプティ・ヴェルドであり、アルコールは自然に15%に届こうとしている。ここはボルドーに数少ないビオディナミによる栽培を取り入れている。テセロンが栽培・醸造の両面で成功していることを明らかにするために、他のシャトーを見てみよう。道向かいのシャトー・ムートン・ロートシルト。よくクレーム・ド・カシスの香りと特徴づけられるこのポイヤックのクラシックな香りをもつ魅力的なワインは、スミレやその他の花の香りももつ。ワインはけた外れの重厚感と強さを持っているが、決して重く耐えがたく渋いものではない。フレッシュでレーザーのような精度があり、フルボディで雄大なスケールの抽出物は、忘れられない経験となるだろう。素晴らしいヴィンテージにおいて素晴らしいワインをテイスティングすることは簡単だが、これほど素晴らしいものを味わいことができるのは本当に特権だ。残念ながらこのワインは10年の熟成を必要とし、それから数年は閉じることはないだろう。ボルドーの中で半ダースやそこらしかいない、脅迫的なまでにきまじめな生産者がつくる、50-75年は熟成するワインだ。アルフレッド・テセロンに何か間違っているところがあるだろうか。ポンテ・カネの2010年は、近年で完璧な出来だった2009年の、より立体的な味わいでタンニンがつよく落ち着いたバージョンだ。
[ロバート・パーカーJr.による試飲 飲み頃予想2021-2061年]