《年間生産量600万本!》
輸入元さまの資料によるとこのカベルネ・ソーヴィニヨンの生産量は1年間にこの数字。大規模な生産者が珍しくないチリの中でもかなり多いです。
この価格帯のワインを熟成させて飲んだりはしません。つまり600万本もつくられているということは、このワインを好んで購入し消費する人がそれだけいるということ。輸入元さん曰く「21世紀最高の超コスパワイン」とのうたい文句ですが、この結果から察するに言い過ぎではないでしょう。
《生産者について》
このブランドを営むビーニャ・デル・ペドリカルは1825年の設立。これだけの生産量があるのに、100%自社畑でブドウを栽培しているのが大きな特徴。ブドウの品質をコントロールできるからこそ、洗練された味わいに仕上がるのでしょう。
畑は主にセントラル・ヴァレーに持ちます。セントラル・ヴァレーは温暖で乾燥した気候の平地。ブドウの病気が少なく、栽培の機械化がしやすいことが、このコストパフォーマンスにつながっているのでしょう。
《テイスティングノート》
濃厚なカシスやベリーのアロマに、樽熟成に由来するバニラやチョコなどのスパイス香。適度な渋みを持ち凝縮度やアルコールも高いので、十分に「フルボディ」と言える満足感があります。
Aves del Sur Cabernet Sauvingnon Reserva