《生産者について》
チリのワイン産地は、首都サンティアゴよりも南に多く分布しています。一方、このヴィーニャ・ファレルニアがあるのはエルキ・ヴァレー。チリの北端にある産地です。緯度が低くもちろん温暖、暑くなりがちなのですが、海風の影響を受ける土地や標高の高いところに畑をつくることで、ワインづくりに最適な環境を見出しています。
ファレルニアの所有するブドウ畑は320ha。そこに100haの契約畑を加えてワインをつくります。雨がほとんど降らない環境のため、土地よりも水の方が高価だといいます。
《このワインについて》
冷涼なエリアにあるティトンの畑で、南北に広がっています。花崗岩がメインの、粘土混じりの痩せた土壌です。除梗し、丁寧に破砕します。温度管理した20hLのステンレスタンクを使い、発酵させます。マロラクティック発酵も樽で行い、ラッキングはしません。フレンチオークの樽(新樽、1回-2回使用樽)で6ヶ月熟成させます。出荷前の瓶熟成が一番大事だと考えています。味わいには、品種の個性であるクリーンな印象を引き出しています。
《テイスティングノート》
ブラックチェリーのきれいな香り。樽を使って熟成させていますが、樽香が強過ぎることはありません。なぜなら、飲む人に感じて欲しいのはテロワールの個性であり、オークの香りではないからです。
(輸入元資料より抜粋)
Pinor Noir Gran Reserva Vina Falernia