《生産者について》
ザルデットは当主ファビオ・ザルデットの先代が始めたプロセッコの生産者です。設立当初はプロセッコ自体がまったく無名で、販売は苦労したといいます。しかしレストランへの売り込みを続けた結果、そのフレッシュな美味しさに人々が気づくようになり、イタリア中で愛されるようになっていったそうです。
特徴のひとつはその味わいの透明感。ファビオはリンゴジュースが大好きだといい、そのクリアな味わいに着目します。リンゴジュースにつかうフィルターを研究することで、1回のフィルタリングで不要なものは除き、タンパク質やビタミン、塩分を残せるようなものを開発したそうです。
《このワインについて》
ザルデットのラインナップとしては最高級品にあたる「モリン」。タンク内で短い期間2次発酵させるプロセッコなので、熟成感や複雑な風味があるわけではありません。それでも下級ワインと比べると泡感や味わいの透明感が一段階上のように感じます。
ザルデットが契約するブドウ農家の畑でも特に質の高いブドウができると考えられているところで、果実味の厚さを感じます。
《テイスティングノート》
リンゴやバナナ、ライチのようなフレッシュな香り。生き生きとした果実味は軽やかで、11.5%と軽い口当たりが心地よく、研ぎ澄まされた酸味で締めくくられます。
Molin Extra Dry Prosecco Superiore Zardetto