《生産者について》
ウォーターフォード・エステートはステレンボッシュにあるワイナリーの一つ。すぐ近くには「ドルニエ」や「キアモント」があります。
その信条は「less is more」。ワイナリーにおいてもワインにおいても気取ったところや仰々しさがなく、自然と調和したものであることを目指しています。
1998年に開業した120haのうち、半分は畑などにせず自然のまま残しているとか。生物多様性を守る団体にも加盟しています。
《このワインについて》
東側にそびえるヘルダーバーグ山脈の影響が味わいに現れているというカベルネ・ソーヴィニョン。ステレンボッシュで最も重要な品種であり、ウォーターフォードにおいても主力ワインです。
凝縮したベリー感の奥にある土っぽいアロマと質感の良いタンニン、そして単に濃いだけではないフレッシュな酸味が、ヴィンテージ問わずこのワインの特徴。
この酸味によって高い熟成ポテンシャルを持つため、ある程度の熟成を経てからリリースされます。
豊かな日照のもとグリーンノートをほぼ感じない明るい果実味。海からの冷たい風がまっすぐ北上する地形がもたらす上品な酸味。それらが素直に上質に表現されたワインです。
Waterford Estate Cabernet Sauvignon