《生産者について》
ヴリニョ家はシャブリで5世代にわたりワインづくりを行う生産者。現在は29haの畑を所有しており、そこそこの規模です。
元々は協同組合に卸していたのですが、1999年に現当主ギヨーム・ヴリニョ氏が参加したことで流れが変わります。2000年には醸造所を新設し、2009年から有機栽培を実施。元詰めワインを増やしていき、現在は年産16万本程度です。
2005年にはシャブリコンクールにて、最年少で金賞を受賞するなど、当主の腕前は確かなものです。
畑作業においては、芽摘みの作業にて風通しをよくすることを意識。それによりカビ病などの予防をしつつ収量制限をしています。アロマの豊かさはここから来るのでしょう。
酸を和らげるためすべてのワインでマロラクティック発酵を実施。その後のシュール・リーによって旨味やコクを豊かにし、若いうちからでも親しみやすい味わいに仕上げています。
ラインナップの中で、白いラベルは100%ステンレスタンク醸造。グレーのラベルのものは30%を500Lのオーク樽で熟成し、複雑さを加えています。
《このワインについて》
有名生産者のシャブリの中には、若いうちは硬質なミネラルと高い酸で、厳しさを感じさせるものもあります。しかしこのワインは別。適度なフルーティーさで買った時から十分に楽しめます。
ライムや柑橘、白い花のアロマ。繊細な口当たりで火打石のような風味も感じ、大変に「シャブリらしいシャブリ」です。
Chablis Vrignaud