《生産者について》
ナパ・ヴァレーの中でも東側に位置するスタッグス・リープ・ディストリクトに位置するのが「シェーファー」。1972年に故ジョン・シェーファーが設立したワイナリーです。現在は長男のダグ・シェーファーが中心となり、敏腕ワインメーカーのイライアス・フェルナンデスが支える形で高品質なワインをリリースしています。
ナパ・ヴァレーの著名ワイナリーは環境保全型の設計をしているところが少なくありません。シェーファーも消費電力の100%をソーラー発電で賄うなど、現在だけでなく未来を見据えたワインづくりを実践しています。
《山カベのエレガンス》
山カベとはその名の通り山の斜面に拓かれた畑でつくられるカベルネ・ソーヴィニヨンのこと。ジョンがあえて山に畑を拓いたのは、純粋に土地の値段が安かったからですが、メリットはそれだけではありません。標高が高ければそれだけ気温も低くなりますし、空気の流れが生まれるため昼夜の寒暖差が大きくなります。それでいて、西向きの斜面はしっかり太陽を浴びますので、ブドウは良く熟します。ヴィンテージにより15%を超えるアルコールを持つことがありますが、それを感じさせない上品さがあります。
《このワインについて》
「ワン・ポイント・ファイブ」は1.5世代を意味します。父ジョンと息子ダグが手を携えてシェーファーをワールドクラスのワイナリーに成長させてきたことを象徴しています。
リッチな果実味にチョコレートのような風味。タンニン感がソフトで、柔らかくずっと口に残る触感が特徴です。イライアス氏はこれこそスタッグス・リープ・ディストリクトらしさだと語ります。
Shafer One Point Five Cabernet Sauvignon