《生産者について》
1983年に設立されたゴラン・ハイツ・ワイナリー。イスラエルのゴラン高原にある小さな街「カツリン」という場所にあります。
イスラエルというとフランスやイタリアなどよりはずっと緯度としては低く温暖になりがちです。しかしゴラン高原はその名の通り標高が高く、ブドウ畑は標高400~1200mに広がります。冷涼地に向いた品種は標高の高い畑に植えることで、ブドウはしっかり熟しつつ酸味を蓄えます。
シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンをはじめとして多くの国際品種を栽培しており、その全てがしっかり高品質なのが特徴です。
《このワインについて》
ヤルデンの「カベルネ・ソーヴィニヨン」をはじめとした品種名シリーズは、近年ずいぶん価格が上がってしまいました。早々に5000円オーバーになるはず。
だからこそブレンド品種でつくるスタンダードクラスである「マウントヘルモン」が、ヤルデンの入り口として輝きます。カベルネやシャルドネの流れをくむ、ある意味「イスラエルを感じさせない」超正統派な赤ワイン。それが3000円以下の家飲み価格で楽しめます。
イスラエルワインの入り口として外れることのない1本として、産地の意外性もあって面白いはずです。
Mount Hermon Red