《セントラル・オタゴとの違い》
ニュージーランド産においてピノ・ノワールの産地といえばセントラル・オタゴとマーティンボローが有名で、それに比べるとマールボロは手ごろなものが手に入るが質で劣るイメージかもしれません。
違いとしてはやはり気候。南半球のほぼ最南端にあるオタゴと違い、ある程度温和なマールボロ。より果実が熟して黒系フルーツのニュアンスを持つものが多いです。このワインも年によってはアルコール14%に達するので飲みごたえがあります。しかし20%程度を全房発酵しているためフレッシュ感があり、上品にまとまっています。
味わいの骨格は欲しいけど、果実の甘い風味はあまり好きではない。そんな方におすすめしたいピノ・ノワールです。
《テイスティングノート》
ダークチェリーやプラムが香る、ふくよかでリッチなアロマ。果実味には程よい重量感があり、柔らかなタンニンが全体を引き締めています。余韻は非常に整った印象です。
《生産者について》
マヒは ニュージーランド・マールボロで新たな「醸造技術」を確立したパイオニア的ワイナリー。チリの「エラスリス」をはじめ各地で修業したブライアン・ビックネルが、畑の個性を反映したワインをつくるべく開きました。
栽培にはビオディナミを採用し、天然酵母での発酵でその土地の味わいを表現することを目指しています。
Mahi Pinot Noir Marlborough