《生産者について》
ジョセフ・クローミー氏はかつてその身ひとつでタスマニアに渡り、炭鉱夫から始めて実業家の頂点にたどり着いた伝説的な人物。「タスマニアの父」と呼ばれています。
人口の少ないタスマニアで、食肉業の経営に苦しんでいた時、日本の商社に助けられたのだとか。その縁で日本へのワインビジネスに非常に好意的です。
《ワインについて》
ジョセフ・クローミーが造る中で、最初に試すべきスタンダードレンジのピノノワールです。
北タスマニアのレルビアにある自社畑のブドウを100%使用。収穫はブドウ果実の損傷を最小限に抑えるために、丁寧に手摘み作業で行われます。収穫されたブドウは、発酵のための小型の開放槽へと運ばれ、色素とタンニンがゆっくり丁寧に抽出されます。その後、フレンチオーク樽にて12ヶ月間熟成されボトルへと移されます。更にボトル内で12ヶ月熟成された後、出荷されます。
タスマニアのパイオニア的な存在がつくる看板商品だけあり、タスマニア中のレストランで広く楽しめるそうです。
《テイスティングノート》
レッドチェリーと甘酸っぱい野生の赤い果実、クローヴやカルダモンのスパイス。オーク樽由来のトーストされた香ばしさ、リッチなダークチョコレートの風合いやシルキーなタンニンが、果実味だけではなく奥行きのある余韻として感じられます。
Josef Chromy Pinot Noir