《我が家の定番ワインにちょうどいい》
価格の割に美味しいワインに出会って気に入ったとき、あなたは次どうしますか?また同じワインをリピートしますか?それとも「もっと美味しいものがあるかも」と別のワインを選びますか?
このワインはどちらかというと、お気に入りをリピートし続ける方にこそおすすめしたい。我が家の定番ワインのうち、スッキリ軽やかなタイプとして"まあこれでいいや”と思える味わいなのです。
モーゼルのリースリングといえば芳醇な甘口をイメージされるかもしれませんが、このワインは"ほぼ"辛口。ちょっとだけ甘味も感じるのですが、食事を食べながら飲むワインとして全く気になりません。ビールよりは糖質は低いはずです。
そのほのかな甘みが、ときに厳しくなりがちなリースリングの酸味をまろやかに感じさせてくれます。アルコールも11%前後と低めなので、スッキリ軽やか。
辛口リースリング自体は別に珍しくありませんが、1000円台半ばで雑味少なくストレスなく飲めるものはそう多くありません。これとは対極のコクがあるタイプ、樽熟成シャルドネあたりと2種類そろえて、その日の気分で晩酌ワインを使い分けてはいかがでしょうか。
《このワインについて》
モーゼルはドイツの中では比較的雨が多く、有機栽培が難しいとされる地域です。にも拘わらずこの価格で実現しているのは立派。ビオ・シーゲルという認証はそう厳格なものではないようですが、ドイツでは90%の消費者が知っているものだといいます。
さらにヴィーガン認証も取得済み。だから美味しいというものではありませんが、どんな主義を持つ人にも飲んでもらいたいというメッセージは伝わってきます。
Dr. Renate Mosel Bio Riesling