《ナパ・ハイランズについて》
「ナパ・ヴァレーのワインとして、消費者が求めるイメージどおりのワインをつくる」そんなコンセプトのもと、密接な関係にある各地のブドウ栽培農家から上質なブドウを得てつくるワイン。それがナパ・ハイランズです。そのコンセプトを伝えるためにも、醸造所や醸造家、畑名などは非公開です。
人気に火がついたのは、この「カベルネ・ソーヴィニヨン」が、2017年の末、明石家さんまさんの「ホンマでっかTV」の中で紹介されたこと。瞬間的に輸入元在庫が空になるほどの人気でした。
有名人がワインを紹介して爆発的に売れるのは時々あること。しかしたいていはその瞬間風速のみで、再入荷したワインの2度目のブームはわずか。その後はさして売れないのがほとんどです。
ナパ・ハイランズが特異だったのはその後。4000円強のそう安くない価格に関わらず売れ続けたのです。その後発売されたシャルドネやメルローも大人気。
TV放送は4年以上前。そんなにみなの記憶に残り続けるものではありません。つまりこの売上はワインの実力。「話題だから買ってみた。美味しかったからまた飲みたい」の声がそれだけ大きかったということです。
《このワインについて》
「ナパ・ヴァレー産シャルドネ」として目指したスタイルは次のとおり。
〇黄金の色合い
〇しっかりとした果実の濃さがある
〇オイリーなニュアンスがある
〇ダレ無い酸がきれいに存在する
〇樽のニュアンスが、香ばしさやスパイス感となって溶け込んでいる
〇甲殻類との相性がいい
こんなイメージのワインをつくるべく、ナパ・ヴァレーの中でも冷涼でシャルドネの栽培に向いた、クームスヴィル、オークノール、カーネロスなどの地区からブドウを調達します。
《テイスティングノート》
メロンやマンゴーのようなトロピカルフルーツの凝縮感のあるアロマに、フレンチオーク樽熟成からくる蜂蜜のような甘い香りを感じます。非常にリッチで厚みのあるクリーミーな口当たりで、口全体に広がる複雑な風味は、ほのかな酸味で締めくくられます。
Napa Highlands Chardonnay