《ワイヘケ島について》
ニュージーランド有数の都市オークランド。その近くに位置し、観光地として地元のみならず世界中の人に親しまれている島が、小さなワインの島、ワイヘケ島です。
淡路島の1/6ほどの面積ながら、20ほどのワイナリーがあり、その中で最大規模を誇るのがこのマン・オー・ウォーです。
《ワイナリーについて》
1769年、キャプテン・ジェームズ・クックがこのワイヘケ島に到着した際、ニュージーランドカウリという樹を見て「イギリスの戦艦 マン・オー・ウォーのマストをつくるのに適している」という記録を残しています。ワイナリーの名前はそこからとられました。11種類のブドウが80ものブロックに分けて栽培されています。
《このワインについて》
遅摘みにより糖分の凝縮したブドウからつくる極甘口ワイン。48時間のスキンコンタクトの後ゆっくり圧搾し、ステンレスタンクで低温発酵しました。これにより熟れ切ったフルーツをまるかじりしたような、ジューシーな甘味を感じます。
《テイスティングノート》
アプリコットや洋ナシ、柑橘の凝縮した風味が口に含んだ瞬間に爆発します。濃密にして極めて芳醇。2019年ヴィンテージの糖度は221g/Lですが、数値以上にしっかり甘味を感じます。
いくつかのワインと食事を楽しんだ後、最後にこのワインを飲めば、思わず恍惚としてしまうでしょう。
Holystone Waihele Island Pinot Gris Man O'War