《生産者について》
カリフォルニア州ソノマ・コーストに中でも冷涼な産地として数々の銘醸ワインを生み出すロシアン・リヴァー・ヴァレー。まだこの地にピノ・ノワールが植えられていなかった時代に、この地の可能性を見抜き植樹。当初は自身のワイナリーは立ち上げておらずブドウは近隣ワイナリーは供給していました。その中には、元祖カルト・ピノ・ノワールの生産者とも語られるウィリアムズ・セリエムなども。その後ワイナリーを立ち上げ1985年の初ヴィンテージがワイン・スペクテーター誌において“The Best of American Pinot Noir”に選出され、瞬く間に世界にロキオリの名が広がりました。現在は息子のトム・ロキオリに継承され、土地の個性を表現したワインを造り続けています。
《このワインについて》
ロキオリのスタンダードのシャルドネですが、使われているブドウはロキオリが所有する複数のシングル・ヴィンヤードのものをブレンド。ロシアン・リヴァー・ヴァレー近くのリヴァー・ブロック、Mid40を中心に3つの自社畑のブドウを使用し、非常にリッチで贅沢なシャルドネに仕上がっています。
《テイスティングノート》
圧倒される華やかな香りにまず驚かされます。小さな花々、レモンやジャスミンティー、熟したりんごの香りがグラスから溢れ出します。新鮮なグレープフルーツやパイナップル、蜜りんごの果実味、きめ細やかな白胡椒のアクセント。心地よい品のあるバニラやブリオッシュの香りが漂い、一口で思わず目を見開いてしまうほど、喜びを与えてくれる極上のワインです。
Rochioli Estate Chardonnay Russian River Valley