《生産者について》
自社の瓶詰を始めたのはここ40年ほどながら、ワイナリーの歴史自体は400年以上前までさかのぼることができます。
ミネルヴォワとしては標高の高い、250~450mの高地にシャトー・クープ・ローズの47haの畑があり、近くでは多くの遺跡が発掘されるといいます。
「ワインは畑で造られる」の考えの元、1990年代からオーガニック認証を取得し、手間を惜しまない丁寧な畑仕事を実践しています。
《このワインについて》
グルナッシュとカリニャンというこの地でメジャーな品種を半々にブレンド。粒だけにしたブドウを潰さないまま高めの温度で発酵を行い、その後別のタンクに移すことで全ての果粒の果皮を破って発酵を完了させます。部分的なマセラシオン・カルボニックでしょう。
その後はプレスによって果皮とワインを分けるのが普通ですが、タンクでワインに漬けたまま、カリニャンで1か月、グルナッシュの醸しを行うのが珍しい製法。1年後にブレンドして瓶詰めします。
スミレやブルーベリー、ラベンダーを思わせる華やかな香り。渋味をあまり感じさせずしなやかな口当たりなのは、先述の製法ゆえにでしょう。
Cuvee la Bastide Chateau Coupe Roses