《生産者について》
「エトナの歴史はベナンティの歴史」
輸入元さまがそう断言するほど、エトナワインがブランドを築くにあたり重要な役割を果たしたのがベナンティです。
先祖が拓き一度は分断されてしまった畑を買い戻し、ジュゼッペ・ベナンティ氏がエトナワインの復興を目指したのが1988年。その当時は「シチリアワイン」とひとくくりにされていたのを、「エトナワイン」のスタイルとしてその美味しさを広めたのです。エトナ火山の黒い火山性土壌を活かした味わい。「ネレッロ・マスカレーゼ」だけでなく「ネレッロ・カプッチョ」を大事にすること。標高500m-1200mに畑を持つことで、標高差を活かしたワインづくり。これらがベナンティのワインを特有のものとしています。
《テイスティングノート》
赤いベリー系果実を思わせる力強い香り。味わいは引き締まってドライであり、鉱物的な硬い印象も受けます。ピノ・ノワールとは少し質が違いますが、豊富でエレガントな酸味は共通するところ。上質ながらほどよく控えめで、料理を美味しく食べさせてくれるワインです。
Benanti Etna Rosso