《生産者について》
スペインで今注目を集める生産者であるセサール・マルケス。彼はビエルソの伝説的な生産者である「ラウル・ペレス」の甥であり、醸造学校を出た後彼のもとでワインづくりを学びました。
彼がワインづくりにおいて目指すのは、叔父と同じブルゴーニュに倣った区画毎の個性を表現すること。畑・セラーの両方で人の手による干渉を最小限にすることでそれを実現しようとしています。スタートしたのは2015年ながら、既に非常に高い評価を得ています。
《このワインについて》
ビエルソ内の9つの村45の区画をブレンドしており、彼のワインづくりが最も表れているといっていいスタンダードクラスです。
【パーカーポイント93+点】
[ワインアドヴォケイト誌 2024年6月のレビュー]
2022年のパラヘスは、エル・ビエルソを代表する赤ワインで、海抜450mから780mという異なる標高のブドウ畑の、異なる場所、土壌、標高のブレンドである。暖かい年には茎をあまり使わないため、今回は全房を15%ほど減らし、区画ごとに発酵させるため、一部はステンレス・スティール、一部はビンで発酵させた。ワインは225リットルと500リットルのオーク樽で1年間熟成。非常に繊細でエレガント、フレッシュでバランスが取れており、適度な熟度とアルコール度13.3%、pH3.65、酸度4.76グラム。ミディアムボディで、非常に繊細なタンニンと素晴らしいバランスがある。タンニンはまろやかできめ細かく、口当たりはジューシーで柔らかく、暖かい年を反映している。しかし、この年のどのワインにも暑苦しさはない。32,605本生産。2024年1月瓶詰め。
[Luis Gutierrezによる試飲 飲み頃予想2024-2029年]
Parajes del Bierzo Tinto Cesar Marquez