ステレンラスト
について、より詳しく
1964年、前回の東京オリンピックが開催された年に植えられたブドウの木。
「ブッシュヴァイン」という珍しい栽培法は、手間はかかるが凝縮感のある特別な味わい。
このシュナン・ブランをはじめとして、200haの畑から卓越した品質のワインをリーズナブルに提供する。
南アフリカ、ステレンボッシュの生産者「ステレンラスト」をご紹介します。
2012年ロンドン五輪公式ワイン
ステレンラストの設立は1928年。
2か所に分かれた畑の面積は200ha、土地の総面積は400haという広大な敷地を持ちます。
ヘルダーバーグ山脈の西側に位置し、朝夕は海からの冷たい風が熱気を和らげます。
日本未入荷のものも含め、バラエティー豊かなレンジのワインを大規模に生産しています。
例えばステレンラストの看板ワインの一つ、MCCロゼのスパークリングワインMCCロゼのスパークリングワイン。
2015年に英国で開催されたスパークリングワインのコンテスト。
ドンペリの2005年やクリスタル2006年を抑えて優勝したワインが、2000円台半ばで楽しめる。
非常にリーズナブルな価格が魅力ですが、決して質より量の生産者ではありません。
そのモットーは「Where excellence meets winemaking」
「ワインづくりは誰にも負けない」という気持ちのあらわれでしょう。
最大規模のフェアトレード認証を得ている生産者であり、ネルソン・マンデラ元大統領の誕生日会で提供されたという実績。
それから200haの畑からの豊富な生産量。
質と量の掛け算で優れているからこそ、2012年のロンドンオリンピックの公式ワインに選ばれたのです。
1964年植樹 ブッシュヴァインの畑
ブッシュヴァインとは写真のような茂みのような剪定法。
樹の背丈が低く小さくなるので、通常の垣根仕立てに比べて必要水分量が少なく、乾燥した土地に向いています。
また自然と房の数が減るので、ブドウ一房一房に栄養が凝縮します。
その代わりに畑面積あたりの取れる量は少なく、また収穫はとてつもなく大変です。
現当主ターシャスさんは、お祖父さんから「シュナン・ブランは黄色く熟してから収穫するように」と教わったそうです。
それがステレンラストのシュナン・ブランに強く感じる蜜のアロマを生むのです。
だからといって、甘いわけでもべたーっと酸がないわけでもありません。
上品な酸味がきちんと残っているのは、シュナン・ブランという品種の特性です。
結婚式も行えるステレンラストのセラードア
ステレンボッシュ、ヘルダーバーグ地区にあるセラードアはまるで神殿のようなオシャレな建物。
最大300名を収容して結婚式を行うこともできるそうです。
妥協なき品質への追求とリーズナブルな価格。
それがステレンラストの人気の秘訣。
日本に紹介されるワインも増加予定です。
現在発売されている4種のワインを楽しみながらご期待ください。
のワインを探す