《生産者について》
ハッシャー・ファミリー・エステートを営むフレデリックとセリーヌ夫妻はベルギー人。2008年の夏をヘルマナスで過ごして以来この地に魅了され、この地でワインをつくることを誓います。その夢が実現しこのワイナリーを立ち上げたのが2021年。2022VTが日本初入荷となったわけですが、いきなりこの品質というのは驚かされます。
その理由として挙げられるのが、ストーム・ワインズのハネス・ストーム氏をアドバイザーに迎えていること。「クリスタルム」と並びヘメル・アン・アードのエリアで特に評価と人気が高い生産者です。
《テイスティングノート》
香りをかいだだけで思わず笑顔になるような、明るくピュアなアロマが持ち味。イチゴやチェリーのようなみずみずしいフルーツに、赤や黄色の花。ほのかに茶色い土の複雑さも感じます。柔らかく滑らかな口当たりは、なるほど、ストームに似ているような感じも。フレッシュで上品な酸味とシルキーなタンニンは、醸造技術の高さを感じます。
ヘメル・アン・アードという地区らしいピノ・ノワールであり、同じ価格帯で世界のどの産地とも戦えるクオリティーと言えるでしょう。
Hasher Ernest Pinot Noir