《テイスティングノート》
黒ブドウを主体につくられるのが基本のロゼワインですが、このワインはなんと97%がソーヴィニヨン・ブラン。そこにシラーの甘やかなベリー感を加えたイメージ。
3%といえど香りはチェリーやバラを感じ、ロゼワインらしいもの。しかし口当たりはソーヴィニヨン・ブランのドライな酸味が主体で、まさに爽快。暑い時期にグビっと飲んでリフレッシュしたくなる味わいです。このバランスはなかなか他に見つかりません。明るい雰囲気を持った果実味は、晴れた日の昼飲みにもぴったりです。
《このワインについて》
「お客様に飲んでもらったら私の株が上がるんで、めっちゃありがたいワインですわ!」
百貨店などで試飲販売を担当するスタッフの方から聞いた言葉です。それだけ価格の割に高い品質を持ち、それを一口目から感じさせてくれる証拠です。「このお姉さん、良いワイン紹介してくれた!」となるわけです。
安定した気候に恵まれた南アフリカらしい、明るいイメージの果実味。そしてフレッシュで爽やかな酸味とのバランスに優れていること。それが一口試飲しただけで「美味しいっ!」と感じさせてくれる理由でしょう。
《生産者について》
ブルース・ジャック氏が独立したのは2018年。それからいきなり急成長し、いきなり高評価を獲得します。2020年からは4年連続でドリンク・ビジネスの「世界で最も称賛されるワインブランド50」にランクインしているのです。上記のとおり一口飲めばこの価格と味に感心し、「称賛されるブランド」に選ばれることに納得するでしょう。
その哲学は「真剣に誠実に、そして楽しむこと」弱者のために立ち上がり正しいことをすることも信条としています。その一環として「ヘッドスタート・トラスト」を設立。南アフリカで貧しい農村の学校教育の支援や、音楽学校の設立をしているそうです。ワインの売り上げの一部はこの活動に寄付されます。
Bruce Jack Sauvignon Blush