《生産者について》
ストーム・ワインズは2012年に設立されたばかりの新しいワイナリー。それがわずか10年足らずで、南アフリカのブルゴーニュ品種のワインにおいてトップクラスのブランドへと成長しました。
オーナーのハネス・ストーム氏はステレンボッシュ大学でワインづくりを学んだあと、ヘメル・アン・アード地区のパイオニア「ハミルトン・ラッセル」で修行。後に醸造長に就任します。3つの自社畑からつくるワインは、産地の特徴をよく表現した非常にエレガントで繊細なワインです。
《ヘメル・アン・アードについて》
「天と地」「天国に近い場所」などの意味を持つヘメル・アン・アードは、海に面した谷間に広がる近年注目を集めている産地です。南極から流れるベンゲラ海流による冷却効果を受け、南アフリカで最も冷涼。
3つに分けられる小地区のすべてに、ストームは自社畑を所有しており、それぞれの畑からワインをつくります。
1.ヘメル・アン・アード・ヴァレー 最も海寄りで標高が低い 粘土がちな貢岩土壌:フレダ
2.アッパー・ヘメル・アン・アード 中間の地区 風化した花崗岩土壌:イグニス
3.ヘメル・アン・アード・リッジ もっとも標高が高く冷涼 貢岩土壌:リッジ
ストームのワインは純粋に完成度が高いとともに、畑による風味の違いをしっかり表現している点で高く評価されています。
《公式テイスティングノート》
赤スグリ、自生するフィンボス(南アフリカ特有の灌木・ハーブ類)やホワイトペッパーなど、複雑なアロマが感じられ、花崗岩由来のグリップ感と、凝縮した果実味、オーク由来のスパイシーさ、シルキーなタンニンが絶妙な調和を見せています。明るく透明感のあるフルーツ感と溌溂とした酸、非常にきめの細かいタンニンが口の中に広がり、ワインの活力が塩味を帯びて長い余韻へと続きます。
Storm Ignis Pinot Noir