《生産者について》
ヴィラフォンテは南アフリカとアメリカのジョイントベンチャー。1997年にシモンズバーグ山脈のそばに広がる42haの畑からスタートしました。
ワインメーカーにはゼルマ・ロング氏を招へい。カリフォルニアのロバート・モンダヴィ・ワイナリーやシミ・ワイナリーで活躍。デキャンター誌に「世界のトップ30醸造家」に選ばれたほどの実力者です。
栽培にはオーパス・ワンの元栽培責任者であるフィル・フリーズ氏を据えました。
ジョイントベンチャーである点、元栽培責任者が在籍している点、そしてワインのスタイルを合わせて「南アフリカのオーパス・ワン」と呼ばれます。
手掛けるワインは2種類だけ。マルベックとメルローが主体の「シリーズm」と、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の「シリーズc」です。
醸造前の選果を徹底しており、黒真珠のような美しいブドウのみを使います。全世界完全割り当ての限定品です。
《テイスティングノート》
トーストしたパン、ブラックベリーなどの引き締まった香り。ボルドーブレンドらしい立体的な骨格を持っており、重厚感がありながら一本芯のとおった酸味を感じます。
まだまだ熟成していきそうなポテンシャルを感じ、2022年の時点で開けるのは少しもったいないと言えるでしょう。ただしシリーズcの人気は非常に高く、この2020VTはおよそ3年ぶりの入荷。そうそうに完売することが予想されます。自宅で熟成させる必要がありますが、その価値は十分にあるワールドクラスの赤ワインです。
Vilafonte Series c