《このワインについて》
クリオージャは16世紀という非常に早い段階でスペイン人によって南米に持ち込まれた品種。チリの「パイス」、アメリカで「ミッション」と呼ばれるものと同じですが、亜種がいくつか存在するため、全く同一とも言えません。
日本に入ってきているワインが多くないため、「スタンダードなクリオージャの味わいは・・・」という話はまだできないのではないでしょうか。しかしエル・エステコがつくるこのワインについては、薄旨&なめらかで通が大喜びしそうなタイプです。
ワイン名にもあるとおり、1958年に植樹された非常に古木のブドウからつくられます。この価格帯には珍しい、少しこなれたヴィンテージであることがポイントです。赤系果実の落ち着いた果実味に、ハーブティーのようなニュアンス。口当たりは非常にみずみずしくなめらかで、適度に高い酸味が全体を洗練された印象にしています。
似たものとしては、ジュラのトゥルソーや南アフリカ/スワートランドのサンソーなどでしょうか。軽い口当たりの赤ワインをゆったり飲みたいとき、なかなか面白い選択肢です。
《生産者について》
ワイナリーはアルゼンチン北西部カルチャキ・ヴァレー内、サルタ州カファジャテに1892年に創設され、現在520ヘクタールを所有し、年間総生産700万リットル(78万ケース)。日本に輸入されるアルゼンチン産オーガニックワインで4年連続1位となっています。
現在チーフワインメーカーのアレハンドロ・ペパ氏は、メンドーサのドン・ボスコ醸造大学を卒業後、2000年にエル・エステコ社に加わり、2012年から現職についています。
Old Vines 1958 Criolla El Esteco