《生産者について》
「優しくて、繊細でしなやか、かつ滑らかな口当たりで飲み手を癒してくれるようなワインを造りたい」
その想いで佐藤嘉晃・恭子夫妻がワイナリーを設立したのが2009年。2人が選んだのはニュージーランドで最も冷涼な産地、セントラル・オタゴでした。
ベルンハルト・フーバー、ジャン・イヴ・ビゾー、ジャン・ピエール・フリック、フィリップ・パカレ、クリスチャン・ビネール・・・。こういったフランスやドイツの巨匠からワインづくりを学びます。
その影響はワインづくりのスタイルにも表れています。まずは畑での作業を第一優先とすること。除草剤や化学肥料を使わない、オーガニックやビオディナミでの栽培を採用するのはもちろん。自身を「ワインメーカー」ではなく「ヴィニュロン」と呼ぶことに、畑仕事への姿勢が現われています。
醸造においても亜硫酸を除く添加物を一切使いません。培養酵母も使わない、いわゆる「最小介入」のスタイル。「混じりけのない生きたワイン」を造り出すことを目指しています。
《このワインについて》
果皮とともに発酵させたピノ・グリとリースリングをブレンドしてつくるオレンジワイン。ブレンドするのは珍しく感じますが、おそらくリースリングは酸味材料でしょう。
柑橘系のフルーツやその皮、アプリコットのようなアロマ。適度な渋味をともなう凝縮感のある果実味で、余韻にかけて心地よい苦みが広がります。天ぷらのような植物性の油脂をつかった料理を美味しくしてくれそう。
あまり冷やしすぎると苦みが強くなるので、白ワインとしては温度高めに楽しむのがいいでしょう。
Sato Pinot Gris L'atypique Sato Wines