《生産者について》
先住民族マオリの言葉で「新しい始まり」「夜明けの空」を意味するアタ・ランギ。1980年設立のワイナリーで、国内外で数多く受賞経験があります。NZ国内では古い歴史をもつワイナリーの1つで、マーティンボロのパイオニアとしても広く知られています。
彼らがつくるピノ・ノワールは「ニュージーランドのロマネ・コンティ」と呼ばれる所以。もちろん高品質であることは前提です。最大の理由は「エイベル・クローン」。NZの税関職員をしつつ自分のブドウ畑を持っていたマルコム・エイベル氏。あるとき旅行者がロマネ・コンティの穂木を違法に持ち込もうとしていたのを没収。検疫所で検査したのち持ち帰って増やしたのがエイベル・クローンです。アタ・ランギのピノ・ノワールの多くがこのエイベル・クローンを使用していることが所以なのです。
《このワインについて》
アタ・ランギのフラッグシップにして基本となるワイン。ワイナリーの周りにある6つの自社畑からつくられます。
古いヴィンテージの醸造情報はありませんが、最近のヴィンテージのものは40%全房発酵、新樽比率35%のフレンチオークで19か月熟成されています。
【パーカーポイント92点】
[ワインアドヴォケイト誌 2013年4月のレビュー]
淡いルビー色をした2009年のピノ・ノワールは、ブラックラズベリーとブラックチェリーのアロマを持ち、少しスペアミント、チョコレート、アニスのニュアンスがある。 熟した表情豊かな果実味の芯がしっかりとしており、タンニンは低めから中程度、余韻は長い。
NZのピノ愛好家にとって紹介する必要のないワイナリーであり、アタ・ランギの長年勤める献身的なチームについて付け加えることはあまりない。 アタ・ランギのピノは常に素晴らしいが、ピノのベンチマークが年々高くなる中で、アタ・ランギはかつてないほど素晴らしい。 (ペトリとクレイガルのシャルドネもほぼ同様に素晴らしいが、非常に熟練したワインメーカーのヘレン・マスターズがセラーで多くの愛情を注いでいるのは明らかだ)。
[Lisa Perrotti-Brownによる試飲]
Ata Rangi Pinot Noir