《このワインについて》
マスカット・ベーリーAは、基本的には棚仕立てで栽培されます。ブドウの実る位置が垣根仕立てより高く、地面を風が流れやすいので、高い湿度の環境において病気のリスクが減るなど様々な理由があります。
一方で主要ワイン生産国で一般的な垣根仕立ては、作業効率がいいだけでなく、収量が自然と制限されて凝縮感の高いブドウが得られると言われます。日本でもヨーロッパ系のブドウを植えているところは垣根栽培も多いです。その中でこちらは、珍しい垣根仕立てのマスカット・ベーリーAを使用。穂坂地区のブドウから仕込む中でも、他と混ぜるのはもったいないような素晴らしい1樽だけを選んで、特別な瓶詰をしました。生産量はわずか270本です。
香りは非常に豊かに広がります。イチゴやラズベリーのような、マスカット・ベーリーAらしい香りに、ヴァニラやスパイスなどの樽香が混ざります。果実味にはしっかりと凝縮感があり、酸味が目立たないふくよかな口当たり。余韻にまで旨味感がしっかりと続きます。
《生産者について》
鹿児島に本社を持つ焼酎メーカー本坊酒造が、洋酒生産に乗り出すために山梨県に1960年に設立したのが、マルス山梨ワイナリーです。2017年にはマルス穂坂ワイナリーも設立し、たくさんの観光客を受け入れています。
今や全国に400近くある日本のワイナリーの中で、安定した生産量と財務基盤を持っています。ゆえに2000円以下の低価格帯から5000円オーバーの高級品まで幅広く手掛け、どれも価格以上の味わいを感じさせてくれるのが魅力です。
Chateau Mars Single Barrel Hosaka Muscat Bailey A