《生産者について》
「ビオ・ビオ」ブランドを手掛けるチェーロ・エ・テッラはヴェネト州の大規模生産者。1908年より栽培を始め、3代目のころより自社ワインを販売開始。4代目となった現在、近代的な設備を用いて安定した品質のワインをつくっています。その畑面積は4000haを超えるほど。その中で60haがCCPBというイタリア政府認定のオーガニック認証を得ており、「ビオ・ビオ」のシリーズはこの畑からつくられます。「Bio = ビオロジック」でつくられていることと、ヒヨコの鳴き声「Pio = Bio」をかけてのネーミングだそうです。
チェーロ・エ・テッラは『PROJECTECO』という取り組みをしています。収益金の一部は西アフリカのシエラレオネ共和国に送られ、農業支援のために井戸を掘る活動に使われています。
ビオビオシリーズは「驚きの美味しさ!」というよりは「飽きの来ない味」という方向性。いつもの晩酌向きです。いつものワインが社会貢献になると考えると、ちょっといいと思いませんか?
《このワインについて》
ボルドーでメジャーな品種であるメルローですが、「やや力強い赤ワイン」のイメージはこちらには当てはまりません。ステンレスタンク発酵・熟成なので、果実味がピュアに表れて軽やかな口当たり。
ラズベリーやアメリカンチェリーのアロマにハーブのニュアンス。程よい果実味、程よい酸味、程よいタンニンで主張が控えめな味わい。
「赤ワインには肉料理」ではなく、魚料理でも野菜料理でも無頓着に食中酒として飲むのが正解でしょう。
Bio Bio Merlot Cielo e Terra