《このワインについて》
高級な白ワインを、ブルゴーニュの白最高の畑からつくられる「モンラッシェ」になぞらえる。安易なキャッチコピーすぎておいそれとは使えないのですが、このワインに関しては生産者がモンラッシェを意識してつくっているようなので、謳って構わないでしょう。それほどの品質・熟成ポテンシャルを目指したワインというわけです。
世界中で栽培されるシャルドネは、「ある程度どこでも手間と技術を惜しまなければ高い品質のワインがつくれる」ということを証明するかのようなワイン。決して白ワインで有名な産地ではないウンブリア州で、非常に高い評価を得ています。その工夫の一つが、ブドウが運び込まれたときに使う冷蔵装置付きのベルトコンベアー。温暖なウンブリア州だからこそ、冷たい状態でアロマを保った醸造をするためでしょう。
シャルドネに少量のグレケットをくわえることで、酸味を増すとともに「その土地の伝統と個性を生かす」という意図があるそうです。
【パーカーポイント94点】
[ワインアドヴォケイト誌 2024年3月のレビュー]
香りは火打石やマッチ棒のような還元的なノートで始まるが、すぐに持ち直し、柔らかい果樹園の果実、白桃、ミントのようなリンゴが現れる。ほのかにピーカンやマカデミアナッツのようなトースト香もある。最後には、ブーケの極めて垂直な、あるいは持ち上げられた個性を強調する塩辛いミネラルのニュアンスも感じられる。レンゾ・コタレッラは、近年のワイン造りの微調整は 「ワインをスリムにし、これ以上大きくしない 」ことを試みていると教えてくれた。このヴィンテージは暑かったが、チェルヴァーロ・デッラ・サーラはよりスリムで平均的な青写真を忠実に守っている。しかし、その親しみやすい個性を考えると、2022年代は飲み頃が短くなることが予想される。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2024-2035年]
Cervaro Della Sala Castello Della Sala