《生産者について》
「コルテーゼ」というのはピエモンテ州のブドウの名前ではなく、このワイナリーの前オーナーの名前。ジョヴァンナ・コルテーゼ氏がワイナリーを維持できなくなっていたところ、トレンティーノ出身のステファーノ・ジレッリ氏とマリーナ氏の兄妹が購入し、2017年ヴィンテージからワインをつくっています。
ワイナリー取得時に畑は荒れていたそうですが、一方で高樹齢のユニークなクローンも見つかりました。それからコルテーゼではマサルセレクションを採用し、畑のブドウから穂木をとって植樹しています。ウイルスが蔓延しにくい環境を活かして、台木を土に植えてから接ぎ木をしているといいます。
栽培は殺虫剤や化学的な肥料をつかわないサスティナブルなもの。ブドウだけでなく果樹栽培にも適した土地であることから、15%の畑ではオリーヴなどブドウ以外を栽培しているといいます。
《このワインについて》
近年流行の「オレンジワイン」のスタイルを、シチリアの土着品種で表現したもの。インツォリアは爽やかな酸味、マスカット・オブ・アレキサンドリアの別名であるジビッボは香りの華やかさに現れています。オレンジワインにおいて重要なのは果皮の浸漬時間で、2つの品種はそれぞれ2-3週間と6週間。色を付けるための短いものではないものの、長期ではなく、クリーンでさわやかな風味で親しみやすいです。
グレープフルーツやレモンなどのフルーツのアロマに、ミントや白コショウのニュアンス。ジューシーな果実味とともにピリッとタンニンの刺激を感じ、フレッシュな酸味が生き生きとした印象にしています。
Orange utan Azoemda Agricola Cortese