《生産者について》
ルチアーノ・サンドローネ氏は1946年生まれ。15歳のときからジャコモ・ボルゴーニョ、マルケージ・ディ・バローロというこの地の大御所生産者のもとで修行を積み、後に独立しました。
そのきっかけとなったのが、1977年に取得した「カンヌビ・ボスキス」の畑。以後、その単一畑でつくるワインは、サンドローネの象徴的な存在となり、漫画『神の雫』でも物語の重要なワインとして登場しています。
《シビ・エ・パウチについて》
ルチアーノ・サンドローネでは1999年にワイナリーを一新。ワインをボトルで保管するスペースに余裕ができたため、2004年から「シビ・エ・パウチ」と呼ぶ蔵出しバックヴィンテージを始めました。通常のリリースよりも6、7年さらに長くワイナリーで保管してから発売されます。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2021年6月のレビュー]
地中海から吹き上げる埃っぽい風とアフリカからの砂の粒子が広がった暑くて乾燥したヴィンテージから、このワインは、緩いテクスチャーとたくさんのダークフルーツの強さを持つオープンニットの魅力を示している。ボトルから注ぐと、リッチでベルベットのような強さがあり、ドライチェリー、ブラックベリー、スパイス、革、タールが続く。私はこの前に2009年ヴィンテージを試飲し、今は2011年に集中しているので、もしかしたら2010年ヴィンテージは、この貴重なレイトリリースワインのために作られた特別なセラーで、ワイナリーでさらに長く保管されているのではないかと思っている。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2021 - 2040年]
Luciano Sandrone Barolo Le Vigne Sibi et Paucis