《生産者について》
ブルーノ・ジャコーザはピエモンテ州のランゲ地区にて3代続く家系。1961年から「ブルーノ・ジャコーザ」のラベルでリリースをはじめました。現在は娘であるブルーナ・ジャコーザ氏がワイナリーを引き継ぎ、経営と哲学を継承しています。
特徴はその徹底した品質主義。伝統的なスタイルを厳格に守り、フレンチオークの大樽を使用して長期熟成します。ワインは長期熟成のポテンシャルを持つ厳格なスタイルで、特に上級ワインは熟成が必要。忍耐を求める分、そのクオリティは担保されており、不満足なヴィンテージはリリースせずにバルクで売り払うといいます。
エチケットには「Bruno Giacosa」と書いてあるものと、「Falletto di Bruno Giacosa」と表記されるものがあります。前者はいわゆるネゴシアン部門で、購入したブドウからつくります。しかしピエモンテの伝統的な買いブドウの文化に支えられたもので、決して自社畑に劣るわけではないといいます。後者の「ファレット」とつくのが自社管理のブドウでつくるワインです。
《このワインについて》
バルベーラというブドウは、ピエモンテにおいてはネッビオーロの下位に位置付けられています。多くの生産者が両方を栽培しています。上質な酸とタンニンのバランス感を、バローロやバルバレスコより早く手頃に楽しめるのが魅力、というポジション。その点でこのバルベーラの価格は、他の生産者の十分に美味しいバローロが買える値段です。
しかしバルベーラならではの魅力もあります。個人的には重心が高めのしなやかな口当たりと考えます。
よく熟したベリーやチェリーの香りに、チョコレートのような香ばしいニュアンス。果実味の密度は高く、力強い味わい。アルコール度数も14%をゆうに超えるほど高いのに、どっしり重たい感じは控えめで、きめ細かいタンニンのつややかさ。ネッビオーロにはなかなかない口当たりです。
Barbera d’Alba Falletto Bruno Giacosa