《バックヴィンテージの経緯》
ワインは時折、輸入するインポーターが変わることがあります。その理由は様々ですが、時にインポーター側は手放したくなくても、ワイナリーや輸出業者の意向が優先されることも。
このインポーターのバイヤーさんは語ります。「取られたのが悔しかったので、すぐに売らず取っておこう。今後値段が上がるだろうから、最新ヴィンテージと同じくらいの価格でバックヴィンテージを販売して、イジメてやろうかと」
そんな商売っ気のないワイン愛ゆえ、きれいに熟成して滑らかになったネッビオーロが、こうして今楽しめるのです。
《生産者について》
バローロエリアの最北端ヴェルドゥーノ村。そこに1800年代初頭から続く名門がフラテッリ・アレッサンドリアです。アレッサンドリア家がこのワイナリーを取得したのが1870年。以降は家族一丸でのワインづくりを続けています。
「偉大なワインは偉大な畑から」の信念のもと、12haとそう大きくはない畑を丁寧に管理。大樽で熟成させる伝統的なスタイルのバローロをつくります。
ネッビオーロからつくるのでタンニンが豊富なのは当然ですが、極めてシルキーで滑らかな口当たり。伝統的なつくりながら若いうちから比較的親しみやすいのは、バローロ最北端のロケーションだからこそだといいます。
《このワインについて》
ヴェルドゥーノ村にある複数の畑からネッビオーロとブレンドした、フラテッリ・アレッサンドリアの入門ワイン的な位置づけ。
先述の通りの熟成により、香りは複雑で妖艶なものになっています。控えめなベリーの香りになめし皮やタバコ、スパイスのニュアンス。アタックはソフトでしっとりとしたもの。しなやかな酸味とともにきめ細かいタンニンが広がり、複雑な余韻へと続いていきます。
ベタな売り文句ではありますが、「若くて安いバローロを買うくらいなら、このランゲ・ネッビオーロの方が満足度が高い!」
Langhe Nebbiolo Prinsiot Fratelli Alessandria