《ラファージュがある地域》
ジャン・マルク・ラファージュがあるルーション地方は、フランスで最も南の産地。ピレネー山脈と地中海の影響を受けて、強い日照と強風が特徴です。特に生育期の5月から9月の降水量が少なく、栽培されるブドウ品種はグルナッシュなど乾燥に強いものです。
《ジャン・マルク・ラファージュ氏》
ジャン・マルク氏はモンペリエ大学で醸造学を学び、モエ・エ・シャンドンでのインターンを皮切りに世界各地で修業。自身のドメーヌに戻った後も、いくつものワイナリーでコンサルタントをしました。代表的なものはシャブリジェンヌ。そこで学んだ大規模生産のノウハウは、ラファージュにも生かされています。
《このワインについて》
グルナッシュのパワーがさく裂しているかのような力強いワイン。
モーリーとザスプルの畑に育つ樹齢80年以上のグルナッシュを使用。収穫量15hl/haという極端な低収量なのは、乾燥した気候と強い風ゆえに自然と樹勢が抑えられるからです。
《テイスティングノート》
ともかく凝縮感を強く感じます。15%のアルコールが開けたては強く感じる”ホットな”ワインですが、その分日持ちが素晴らしい。
もちろん瓶に残す量にもよりますが、1杯ずつ飲むなら3日目くらいにクレーム・ド・カシスのようなベリー香を感じピークに達し、6日くらいはあまり劣化せず飲めるでしょう。
Jean Marc Lafage Cuvee Nicolas Grenache Noir