《このワインについて》
これまでドント・グルレの入門シャンパンとして親しまれてきた「ダン・ザン・プルミエ・タン」が、2024年リリース分をもって生産終了。代わって新しいスタンダードクラスに位置づけられるのが、この「ロック・ソラーレ・セザネ」です。
ベースワインを新樽比率30%のバリックで熟成させるのが大きな特徴。ドント・グルレはもともとベースワインの熟成に新樽を使う傾向がありましたが、その中でも高い比率です。瓶内熟成の期間はあえて短めにしており、ブドウ由来のフルーツ香と樽香が感じられる、"他とは違う"風味のシャンパンに仕上がっています。
《生産者について》
ドント・グルレは1986年設立。現当主アドリアンの両親の姓がワイナリー名となりました。
畑はわずか2haからスタート。現在でも6haと生産量が限られています。
アドリアンはわずか21歳でワイナリーを引き継ぎました。職人気質な友人との交流を通してノウハウを学び、樽を用いた醸造やドサージュを控えたシャンパンづくりに挑戦しています。シャンパーニュ専門誌「Bulles et Champagne」でヴィニロン・オブ・ザ・イヤー受賞するなど、その評価はうなぎのぼり。それに伴って入手困難度も価格もうなぎのぼりなのが悲しいところです。
Roc Solare Sezannais Dhondt Grellet