《生産者について》
ルイナールは世界で初めて設立されたシャンパンメゾン。その歴史は1729年にスタートしたといいます。
父の情熱を受け継いだ繊維商のニコラ・ルイナールは、「泡立つワイン」をわずか6年で事業として成立させてみせました。1730年には170本の生産から始まったルイナールのシャンパンは、今や世界中の人に楽しまれています。
モエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコ、クリュッグなどとともに、LVMHグループの傘下です。
《味わいの特徴》
ルイナールを代表するシャンパンが、このノンヴィンテージのブラン・ド・ブラン。私見ではありますが、「有名だから」や「プレゼントのために」という需要よりも、純粋に味が気に入っているから飲み続けているという方の需要が高いように感じています。
シャルドネ100%なので比較的軽やかなスッキリ系。しかし他のブラン・ド・ブランと比べて酸が立ちすぎず、ドサージュの甘味も辛口の範囲内で多め。そして大手メゾンのノンヴィンテージらしく、味わいに安定性があるため『いつ飲んでも美味しい』。
小さな生産者のシャンパンをあたれば、もっと安くて評価が高いものはいくらでも見つかるでしょう。でもこのシャンパンのソフトなバランス感に近いものは、案外ないはず。
「小難しいのはいらない。気に入ったものを飲み続ける」という方、予算が許すなら、ルイナールはおすすめです。
Ruinart Blanc de Blancs