《サロンの姉妹メゾン》
ドゥラモットはまず「サロン」の姉妹メゾンとして知られます。サロンといえばブラン・ド・ブランの頂点に立つと言っても過言ではないシャンパン。ブドウの出来が完璧な年にしかつくられないシャルドネ100%のミレジメ・シャンパーニュで、ここ100年でつくられたのは30数ヴィンテージ。つくられない年の方が多いほどなのです。
ではサロンに使われなかったブドウはどこへ行くのか。このドゥラモットに使われていると言われています。サロンが10年前の5倍以上の価格で取引される今、せいぜい数割しか値上がりしていないドゥラモットのお買い得感はますます上がっています。
《テイスティングノート》
イチゴやフランボワーズ、カシスのような赤く熟したベリーの風味が広がります。ピノ・ノワールを赤ワインとしてつくってからブレンドしているからでしょう。
泡感は非常に細かくクリーミー。口に含んだ時の主張は強すぎず、万人に受ける味わいを狙ってつくられていることが感じ取れます。
《安心のブランドをあらゆるシチュエーションで》
ドゥラモットの味づくりは、専門家の高評価や愛好家受け狙いというよりは一般層がターゲット。個性の強さより安心感を求めているように感じます。
ワイン単体で飲んだときのバランス感もいいですが、いたずらに派手ではありません。食事と共にあることも想定されて、抑制的です。だからこそあらゆるシチュエーションに対応できます。
赤いフルーツ香るチャーミングなロゼ・シャンパンは、記念日や急な来客など様々なシーンでその時間を特別なものにしてくれるでしょう。
Delamotte Brut Rose