《生産者について》
ムルソーでいま最も注目を集める若手生産者が、ピエール・ボワッソンです。
ドメーヌは1954年設立で現在3代目。ムルソーを代表する生産者であるコシュ・デュリのラファエル・コシュとも親しく、その影響を色濃く受けています。
醸造においてなるべくワインが酸素と接触しないことを目指しており、澱引きの際には窒素重点をしながら行うといいます。
「ブドウに手を加えなければ加えないほど、ワインは良くなる」という信念のもと、緊張感のあるワインをつくっています。「ガンパウダー」と表現されるような風味も感じやすく、コシュ・デュリと共通する還元的なスタイルが持ち味です。
《複雑な生産者名》
名義が格別にややこしいことも特徴です。
畑の生前贈与の関係で、ドメーヌ名義が3つ。
〇ドメーヌ・ピエール・ボワッソン(兄)
〇アンヌ・ボワッソン(妹)
〇ボワッソン・ヴァド(父親)
ここにさらに2019VTよりつくっている
〇ボワッソン・フレール・エ・スール(表記はピエール・ボワッソン)
このネゴシアンラベルを加えた4つのラベルでリリースされます。
キュヴェごとに名義が決まっているわけではないので大変ややこしいです。とはいえスタイルは共通しているのでご安心ください。
Bourgogne Aligote Annes Boisson