《生産者について》
ティボー・リジェ・ベレールがスタートしたのは2002年なので、まだ歴史の短いドメーヌですが、その所有畑はすばらしいものです。というのもその畑は、それまで一族が所有しながら貸し出していたもの。特級畑のリシュブールやクロ・ド・ヴージョなども所有している名門です。2009年からはボジョレーのムーラン・ナヴァンでもワイン造りを開始。それらの畑はビオディナミで管理しており、トラクターではなく馬での耕作を行っています。
ティボー氏は大学で醸造学を修めており、単なる御曹司ではなく「理論派の努力家」として知られます。味わいは透明感がありつつち密に風味が詰まったもの。テロワールを表現し、畑ごとの違いをしっかりと感じます。
《このワインについて》
「レ・ドゥー・テール」という名称は、コート・ドールとボジョレー、2つの離れたエリアのブドウからつくることに由来します。
ティボー氏がつくるムーラン・ア・ヴァンは、ガメイの熟成ポテンシャルをしっかり引き出したスタイル。10年20年と熟成する代わりに、若いうちは硬く、魅力を発揮しません。その点でこのワインは、広域クラスゆえに今すぐ楽しめるのが魅力。
赤や黒のベリーのアロマに、スミレの花のような華やかさ。ガメイならではの充実感のある果実味が口いっぱいに広がります。味わいの重心がピノ・ノワールよりもやや低く、落ち着いていてしなやかな口当たり。心地よい苦みが余韻を大人なイメージにしています。
Bourgogne Les Deux Terres Thibault Liger Belair