《生産者について》
シャトー・デュ・ムーラン・ナ・ヴァンはその名の通り、クリュ・ボジョレーの一つであるムーラン・ナヴァンの象徴的な生産者。その歴史は1732年までさかのぼります。特に名声を高めたのは19世紀。マダム・フィリベルテ・ポミエの先進的な取り組みにより、1862年のロンドン万博に出品したワインがゴールドメダルを獲得したのです。
時が流れ2009年。ジャン・ジャック・パリネ氏がこのワイナリーを購入。2013年に醸造家ブリス・ラフォン氏を招き、品質向上に取り組みました。ワイナリー取得当時から栽培における化学物質の使用を中止。2022年に完全有機栽培に移行しました。
その取り組みが評価され、ワイン&スピリッツ誌が選ぶ「世界のトップ100ワイナリー」において、2017,2020,2021年にランクインしました。
《このワインについて》
シャトーが誇る優良な区画の中でも、特に品質が高いものの一つ。花崗岩の丘の頂上付近にある、東向き斜面に位置する4.4haの単一畑です。平均樹齢は70年と高く、収穫量は少ない代わりに風味が凝縮します。全房比率は75%と高く、より堅牢な味わいの骨格を持ちます。ボジョレー・ヌーヴォーのようなフレッシュ&フルーティーな雰囲気は皆無。若いうちは豊富なタンニンが硬い印象を与えますが、だからこそ熟成したときは妖艶な姿を見せてくれるでしょう。
コンポートしたベリー系フルーツのような落ち着いた香りに、ナツメグのようなスパイスのニュアンス。紅茶のような風味もあります。味わいにはなめらかで豊富なタンニンが主張し、骨太な酸味が支えています。
Moulin a Vent Les Verillats Ch. du Moulin a Vent