《生産者について》
シャトー・シトランはメドック地区にて特に長い歴史を持つシャトーの一つ。その起源は13世紀まで遡るそうです。
1980年代後半からしばらくの間、日本の企業である藤田観光の傘下となり、この時代に多額の設備投資が行われました。その品質は大きく向上し、経営が別になった今も高い評価を受けており、「クリュ・ブルジョワ・シュペリュール」に格付けされます。
そのスタイルはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを中心とするメドックらしいもの。有名な格付けシャトーと比べると、若いうちから楽しみやすい味わいなのが特徴です。
《このワインについて》
ボルドーでグレートヴィンテージの一つと言われる2009年。熟成ポテンシャルが高いワインがつくられた年ですが、若くから楽しみやすいシトランについては、おそらく一般的な飲み頃の後半に差し掛かっているでしょう。しかし果実味が衰えてくるからこそ感じ取れるようになる、儚さを感じるような繊細な風味は、若いワインでは決して味わえない魅力です。
バランスが崩れてしまう直前。落ち着いた果実味と熟成香が複雑に絡み合います。
Chateau Citran