《生産者について》
ボルドー5大シャトーの筆頭に挙げられることの多いシャトー・ラフィット・ロートシルト。そのラフィットが1988年にチリに進出して設立したのが「ロス・ヴァスコス」です。
この地はもともと、18世紀からスペインのバスク人(Vascos)が移り住み、ワインづくりを続けてきたとか。それにちなんで命名しました。
現在の自社畑は700haとラフィットの数倍。加えてチリの地中海性気候による低い病害リスク。安価な土地や労働コストなどゆえに、非常にリーズナブルながら高品質なワインをつくります。ただ安いだけではありません。安定した気候による明るい果実味と、ボルドーワインの哲学によるだろう凛としたエレガンスが共存しています。
《このワインについて》
世界をリードするワイナリーグループ「ラフィット」の矜持がそうさせるのでしょう。このチリにおいても奇抜なワインをつくることはなく、基本的で王道、その土地らしい味わいづくりを日々磨き続けています。この「グラン・レセルバ」も、しっかりとした骨格を持つふくよかな味わいという、チリのカベルネ・ソーヴィニヨンのイメージそのままの味わいです。
ラズベリーやチェリーのようなよく熟したフルーツの香りに、ほのかな土やピーマンのニュアンス。どっしりと力強い味わいが口いっぱいに広がり、樽熟成でこなれたタンニンが上品さを醸し出します。この複雑で長い余韻でこの価格とは、チリの魅力と言えるでしょう。
Cromas Gran Reserva Los Vascos